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ロゴデザインをつくる PART.02 -シンボルマーク篇-

PART.01の方ではロゴタイプ(書体)を作成しましたので、この回ではシンボルマークを作ってみます。
シンボルマークを作る時に心掛けていることは、いかにシンプルで強くわかりやすいかを念頭に置いて制作するようにしています。

シンボルマークの制作

まずモチーフを整理します。
犬のトリミングサロンなのでカットの要素を少し押し出してみます。
カットといえばハサミになるかと思います。このハサミにもう1つうまいこと絡めると説得力が倍増すると思っています。
1つのモチーフに複数の意味を持たせて、うまいこと言う。これがシンボルマークで一番大事にしてる箇所かもしれません。
書体の時もそうですが、やりすぎるとダサくなるのでさりげなくです。

ロゴ画像

コーギーは耳がピンと立っている。
これをハサミの柄の部分にしてみる。というアイデアが一つ浮かびました。
このアイデアを掘っていきたいと思います。

コーギーイラストはさみ

なんとなくイラストで書いてみると、顔の模様の部分が刃の部分になるかも!という可能性が生まれました。
まとめると

1.柄の部分を耳に
2.顔の模様を刃に
3.コーギーの顔とハサミを合体

予想図

ざっくり予想図を作ってみました。
正直これでも良いかなと思ってましたが、せっかくなのでこちらもタイプ同様、フィボナッチで整えてみたいと思います。

比率の丸を組み合わせ、ざっくり予想図にあわせていきます。

ざっくり予想図


近い形に合わせて整形すると、

フィボナッチ2

このような感じになりました。
フィボナッチの型にはめたら若干、ハサミっぽさが足らなくなってしまいましたが、それはあとで考えてみましょう。
このシンボルマークとタイプを組み合わせたものがこちらです。

ロゴ1

色はコーギーの茶色を使ってみました。
説明できるデザインとパッと見の情緒的な良さみたいなもの両方を兼ね備えていると良いなと思っています。

フィボナッチの型の組み合わせ ver.2

少し戻ってさっきのフィボナッチの丸を少しずらしてみたものがこちらになります。
少し変化するだけで印象が変わるので、いろいろ組み合わせてみると面白いかと思います。これはこれで取っておきましょう!

フィボナッチ3

1つ基本となるものを作ると長所と短所が見えてくるので、とりあえず1つ納得するものを作ります。「1個出来たぜ!セーフ!」みたいな精神的に安心するというのも大きいかなと思います。

このシンボルロゴにもう少し説得力を足していきたいと思います。

1.いろんな角度から確認する

ずっと集中してロゴづくりに没頭していると、デザインの視野が狭くなりがちです。そこで「セルフ・フィードバック」をします。
自分で作ったロゴデザインを、客観的に見るということです。経験上、このセルフ・フィードバックで、気づくことがけっこう多いです。その際に、もしすぐに修正方法が見つからなくても、「なんとなく気になるな」という箇所を忘れないことが肝心です。そうした違和感は、後々になって、「やっぱり修正や追加をした方がよいサインだった」ということは多いです。ちなみに、セルフ・フィードバックは、他の人に見せる前に行います。それでは、セルフ・フィードバックの方法を3つご紹介します。

方法その1:PSDモックアップ
マグカップとか看板とかTシャツとかにロゴがよく使われるグッズの試作品みたいなものです。
まっさらのコップやTシャツの写真を撮って編集とか面倒なので、モックアップ用のPSDファイルを使います。
ググると下記のようなまとめサイトが簡単にみつかるので、ロゴ・サービスにあったものを選んでみてください。

今回は無難にステーショナリ系でいきたいと思いますのでこちらを使用します。

仮のロゴの部分を変更するだけです。
データにもよりますが、一括変更できるデータはいいんですが、ひとつひとつリンクをしなくてはいけないものなどあります。
そのときはマスターデータを作り、リンクを配置していけば良いかと思います。(Photoshopの話です。)

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モックアップにロゴを反映することによって、また別の見え方になり、プレゼン時に大活躍します。うまくいくと「グッズもつくろうかな。」と新たな仕事が受注できるかもしれません。
自分は他のデザインする時もモックは必ず作ります。デザイン単体で見せるより反応が良いからです。というかわかりやすいですよね。
Tシャツに例えると単体でみるより、モデルのポーズやTシャツ以外の洋服との調和性、撮影場所の雰囲気など正面以外の角度から見たときの気付きがたくさんあります。

モデルイメージ

方法その2:紙に印刷する
実際に印刷することで質感が生まれ、雰囲気がでます。パスで作られていない感じと言うか、生きていると言うか。できれば綺麗でいい上質な紙に印刷してみるとさらに違います。
それと印刷したことで自分から離れていく感覚になり、客観性が生まれます。別の部屋に置いてみたり、額縁に入れてみたり、あたらしい発見ができるかと思います。

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方法その3:いろいろなロゴの中に入れてみる。
誰もが知っているロゴや自分の好きなロゴの中に紛れ込ましてみます。
作ったロゴのクオリティの差のチェックというか、自分の作ったロゴはイケてるのか。とか結構情緒的な確認になります。
違和感があって当たり前ですが、ロゴの雰囲気を感じることができると思います。意外に細いなーとか、色が悪いなーとか、なるべく柔軟に捉えられると良いです。

たくさんのロゴ画像

これとちょっと似ていますが、綺麗な写真や有名な写真にロゴを載せてみるということもよくやります。キービジュアルを作る感じに近いです。
コンセプトなど全然合ってなくてもよく、綺麗な外人のモデルさんの写真にロゴを載せて、適当な英語のコピーを入れてみるといい意味でも悪い意味でカッコよく見えてしまう。
これも感情的なチェックに近いかもしれません。なんとなく写真に負けてないか?邪魔すぎないか?の自分なりのチェックです。

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とにかくロゴ単品以外でチェックすると新たな発見は間違いなくあると思います。そのデザインにも説得力が増すと思います。
ぱっとみの「いいじゃん!」という反応があり、理論的な説明があると良いと思ってます。

PART.02はここまで!
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株式会社つみき http://tsumikiinc.com/  UI/UX事業部 デザイナー